かぼちゃの壺 - ベランダで育てよう




かぼちゃの受粉、雌花、雄花





かぼちゃの受粉、雌花、雄花








カボチャには雌花と雄花があります。

雌花が貴重だと考えがちですが、雄花がなければ何も意味がありません。

そのうちにキュウリのように雌花だけで育つカボチャができるかもしれません。また、節成カボチャができたら面白いと思います。味は甘くなさそうですが、今の技術開発は凄いですから、カボチャ革命がおきるかもしれません。今の値段の何分の1かになって、もっともっと普段の料理に使いやすい食べ物になるかもしれません。

現在はなぜかカボチャは高いです。高級品のように少し気合を入れないと今日の一品に入れることはできません。なぜなのでしょうか?また、硬くて調理も手がかかります。あまり登場頻度は高くないのがカボチャですが、人気の野菜の1つです。

サツマイモのような味を求めているような傾向がありますが、 サツマイモならもっと手軽に手に入るのですが、サツマイモでカボチャと同じ料理を作って代用品とするのが、賢い節約法かもしれません。



カボチャの雌花と雄花、受粉の様子


かぼちゃの雄花です。

各節に咲いてきます。

いたるところで見ることができます。
はじめに見る10個くらいの花は必ず、雄花です。雌花を期待して待ち遠し気分で待つことになります。

雄花のガクは鋭い刺かフォークのように尖っていて不思議な形をしています。

何か花を守っているか、紋章のようです。
やっと雌花が姿を表しました。

普通のかぼちゃの場合、15節程度に1つの雌花が出ればいいほうでしょう。

これは貴重な雌花です。これを間違って踏んづけたりするとショックで寝れなくなりそうです。気をつけてください。

また、かぼちゃに限っては人工授粉などが行われることがありますが、それはやはり、雌花が貴重だからということが一番の理由ではないでしょうか?

もちろん、いくつかでてきます、また、後半になると、各枝から伸びる孫蔓くらいには頻繁に雌花が出来ますが、高温とあまりにツルが長いため、あまり大きい実になりません。

根元の雌花についた実が大きくなるので、やはり、どうしても受粉させることが大事です。
これはいい模様が出てきました。
上手く育っている感じがします。しかし、油断はできません。この後、急に黒く枯れてくることもあります。

また、大きくならずに小さいまま黄色くなって、ポロッと取れてしまうこともあります。

といっても、何も人ができることはありません。ただ、ラッキーを願うばかりです。
まるで、受粉しているのかというくらいに大きくなってきましたが、これは受粉前準備というかんじでしょうか。。。

ここまでは、ちゃんとした果実がなるための準備という段階です。

もう、1,2日の間に開花してしまいますので、もう待ったなしです。
どうやら、午前中に花が開いたようです。

花びらの部分がだいぶ開いてぶよぶよとしています。一度、開いたあとです。

全く、開く前と一度でも開花した後では見たらすぐに分かってしまいます。

これは上手く受粉できたのでしょうか???

天気が良かったので、虫が来て雄花の花粉を運んでつけてくれたかもしれません。ただ、祈るばかりです。

といっても、健康なかぼちゃで、天気さえ良ければ、そして、屋外で育てていれば、普通の場所では虫がたくさんいて、まず、失敗しません。

失敗するときは環境を疑うくらいです。しかし、雨が降っているからといって、人が行って、筆で雄花をなでて雌花をなでたり、雄花をとって雌花にこすりつけて受粉させることをしようとはあまり思えません。
こちらは開花直前のカボチャの雌花です。

見るからに雌花です。かぼちゃの形がすでに出来上がっています。

花はピント伸びていてまだ開花していないように見えます。
こちらは開花済みのカボチャの雌花です。

明らかに咲いた跡があります。花がしおれていて、もう翌日は咲かないでしょう。

果たして受粉出来たのでしょうか?

カボチャの花は朝から午前中に開花するようです。

朝の写真を撮っていなかったため、開花しているカボチャの花の写真がありませんでした。

アサガオのように朝咲く花なのでしょう。

同じウリ科でもキュウリは構わず咲いていますが、これだけ大きい花びらでは、暑さには弱いのでしょうか?

花粉を高温から守るため涼しい朝方に開花する仕組みなのかもしれません。

そういえば、アサガオもカボチャのように花の根元が丸く膨らみ種ができていきます。何か関係有るのでしょうか?
残念ながら受粉に失敗したカボチャの雌花です。

こうなると虚しいものです。

ミニカボチャではないカボチャはなかなか雌花がつきません。

下手をすると10節以上雌花がつきません。貴重な雌花なのでがっかりします。

原因としては、天気が悪いということが一番多そうです。また、カボチャの苗を数多く植えてあるほうが受粉しやすいと思われます。

やはり、1,2株よりはもう少し多いほうがいいのかもしれません。ミニカボチャは嫌というほど雌花ができますので心配いりませんが。
かなり、ひどい状況になっています。

ここまで見事にだめだ、とわかる状態にならなくてもいいと思います。せめて、ズッキーニのように若どりして、炒めもので食べられるくらいの余地は残してほしいものです。

ただ、受粉が失敗しただけなのに、ここまで破壊的な様子で枯れていくのはつらいものがあります。

早く、つぎの雌花がでないかなと待ち遠しくなってしまいます。
これは正真正銘、受粉成功した雌花です。

枯れた花びらがとれてもまだ、実が落ちていません。枝も黄色くなっていません。

これなら、実が落ちる気配はありません。あの頑丈な重たいかぼちゃの実を宙吊りにしても支えられる、ロープのようなツルが成長していきます。

これから一気に実が大きくなることでしょう。
少し見ないと、1,2週間で手のひら大になります。

この頃はもう、頑丈な果皮に包まれていますので、ほとんどの害虫、鳥なども手出しができません。

ただ、地面に接していてそこが濡れている状態だと、果皮から傷んで、虫が入ってしまうことがあるようです。

そのため、無難には藁を敷くことがいいようですが、マルチをしていたり、宙吊りにして育てたり、普通に何もしないで育てたりしています。

案外、雑草が茂っている方が地べたにくっつくことが少ないので、べったりと付いていない場合は、光が当たらない部分が白っぽくなるくらいでとくに問題なくできるようです。

本当は、日焼けを均一にするために、カボチャの実を回転させてやるそうです。
立派なカボチャができました。

西洋かぼちゃなので、表面はでこぼこが少ないです。